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歯のホワイトニング
「黄ばみがきになる」「白くしたい」など歯科医院でのホワイトニングに興味のある方も多いのではないでしょうか。
そこで気になる「ホワイトニング」について詳しく説明していきます。
ホワイトニングで歯が白くなるしくみ
ホワイトニングは薬の成分によって歯を白くする施術です。
使用される過酸化水素や過酸化尿素という薬剤には、歯表面の着色汚れ(ステイン)を分解する働きや、歯の中の色素を漂白する「ブリーチング効果」があります。
気になる色素を分解することで歯が白くなるというわけです。
また、過酸化水素が歯表層のエナメル質を変化させ、光を乱反射させる「マスキング効果」によっても歯が白く見えます。
タイプ別のホワイトニング(3タイプ)
①オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院ですべての行程が行われる方法です。
歯科医院では高濃度の過酸化水素を使ったホワイトニング剤を扱うことができるので、1回の施術で白さを大きくアップすることも可能です。食生活やセルフケアの程度によって個人差はありますが、持続期間は「およそ3か月~半年くらい」です。一方で一気に白くする分後戻りが早いというデメリットがあります。
②ホームホワイトニング
ホワイトニングキットを購入し、歯科医師の指導のもと、「自宅で行う」のがホームホワイトニングです。セルフケアのため時間の融通が利くのがメリットですが、オフィスホワイトニングと比べると扱うことのできるホワイトニング剤の過酸化水素濃度が低いため、白くなるスピードは緩やかですが、薬剤をゆっくり浸透させることができるので、後戻りが遅く、持続期間は「およそ1年くらい」です。
③デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
歯の白さの安定に、高い効果をもたらすことができます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのメリットとデメリット
メリット | デメリット | |
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オフィスホワイトニング | 短期間で白くできる |
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ホームホワイトニング |
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ホワイトニング後のケア、注意すること
ホワイトニング後は歯を保護する機能が一時的に弱まっているため、着色料の影響で着色が進んだり、酸の影響で歯にダメージが及んだりする可能性が高まります。そのため、ホワイトニング直後(2~3日)は着色しやすい飲食物は避けるようにしましょう。
着色料を含む食品が一番よくありません
- コーヒー、紅茶、日本茶、ウーロン茶等のステインが多く含まれる飲み物
- コーラ、赤ワイン、ジュース類の色味の濃い飲み物
- 炭酸飲料、レモン、マヨネーズなどの酸性の飲食物
- カレー、スパゲティ、焼きそばなどの色の濃いもの
- ブルーベリー、ぶどう、いちごなどの色の濃い果物、ベリー系のジャム
